番組制作費は横ばい、赤字計上の社の割合が増加
今回の調査では、売上が横ばいで推移する中、営業利益および経常利益の低下が続いており、営業赤字となる社も増加していることが明らかになりました。ATP会員社の主たる構成層である総売上20億円未満(56社)に絞って確認すると、売上・利益ともに前年を下回り、営業利益は前年比63.06%と収益性の悪化がより顕著となります。

下は営業利益の前年比の分布図です。赤字(連続赤字、赤字化)の割合が27.4%→33.8%と増加しています。非放送局系ではさらに増加し、29.7%→38.0%と約4割の社が赤字となりました。

製作会社の主たるクライアントである主要放送局の番組制作費は、おおむね横ばいで推移しています。放送局の制作費が増えていない以上、製作会社の売上が大きく伸びないのは必然的な構造と言えます。一方で、昨今の物価上昇や人件費の上昇は制作現場にも影響を及ぼしており、売上が横ばいのままコストが上昇した結果、営業利益の減少につながっていると考えられます。